品川翔英 中学受験ガイド|受験準備のステップと先輩ラーナーの声 (中学受験生専用ページ)

「入試のポイントと、在校生の生の声をお届けします。」

 ※詳細は1月のプレミアム説明会でご説明いたします。

品川翔英中学校では、「自分らしく考え、挑戦する力」を大切にしています。
このページでは、各教科の先生からの入試アドバイスや、実際に受験を経験した在校生のリアルな声を掲載しています。
入試問題に向けた学習のコツや、学校生活の雰囲気、受験を乗り越えた先輩たちのメッセージを通して、
「品川翔英で学ぶ」ということを少しでも身近に感じていただけたら幸いです。

  1. 入試のポイント|各教科からのアドバイス   

  2.  国語・算数・理科・社会・英語の各先生が、2026年度入試の出題のねらいや学習のヒントをお伝えします。
     問題を解く力だけでなく、「考え方を伝える力」を大切にしてください。

  3. 在校生インタビュー|品川翔英で見つけた自分らしさ
     受験を乗り越え、今まさに学びを楽しんでいる先輩たちが語る“品川翔英での毎日”。
     入学前に抱えていた不安や、成長を実感した瞬間を紹介します。

読み書きの能力を測る出題

国語は、2科・4科選択型や得意選択2科型の入試で選択できます。文章や設問の内容を正確に理解して答えを導き出す力を測ります。そして課題に取り組んで指示を実行できる受験生であるかどうかを見極めます。入試は、説明的な文章と物語の文章についての出題があります。説明的な文章では、筆者の主張を読み取り、理解して要約できるかどうかを、物語の文章では、登場人物の話し方や背景描写などから、気持ちや状態を推測できるかどうかを測ります。

それぞれ約3000字の文章を読んで文意を捉え、決まった文字数内に考えをまとめる記述問題などがあります。小学校で学んだ知識を基に、文章を正確に読み取り、考えたことを文章化できれば、自ずと合格点に達するはずです。

また、日頃から文章を要約する練習をしておくと力がつきます。カタカナを漢字で表記させる出題もありますが、そこでも機械的に暗記するのではなく、意味を理解し、成り立ちを知ったうえで覚えるようにするといいでしょう。

入学後は、文章を読むだけではなく、日常会話を通じて相手の話す内容を理解し、自分の考えを伝える力を伸ばしていきます。

基本的な技能と考え方を測る

算数も、2科・4科選択型や得意選択2科型の入試で選択することができます。

小学校で学ぶ基本的な計算技能や図形に関する考え方がしっかり身についているかを測る出題になっています。

合格水準の点数に達するには、基本となる四則計算や面積・体積の求め方などの知識を習得したうえで、問題文に書いてある条件を整理して関係性を見抜けるか、規則性を見いだして解答に結びつけられるかといった力が求められます。関係性を見抜く問題として、特殊算を出題することもあります。問題演習をする際に、なぜその解き方を求められるのかを理解しておきましょう。規則性を見いだす問題では、条件を整理して数がいくつずつ増えていくかなどに気づけるかどうかがポイントになります。さまざまな問題に取り組んで、問題ごとの考え方を身につけるといいでしょう。また、ほかの人に学んだ内容を説明してみると、理解度が深まります。いずれの場合も計算力が基本になるので、ミスが出ないように注意してください。

算数・数学は積み重ねの教科です。中学校でも、小学校で学んだ知識を基に新たな内容を学んでいきます。最終的には、数学の考え方に基づいて、日常生活の課題を数学的手法で解決できる人物を育てていきます。

身の回りの事象に関心をもとう

理科は、4科選択型と得意選択2科型で選択できます。

物理・化学・生物・地学の各分野からまんべんなく出題され、配点も同じです。小学校で偏りなく勉強していて、理科的な知識を身近な事象と結びつけて考える力があるかどうかを測ります。過去には、力のつり合いの問題として、洗濯物の干し方を例にした問題も出しており、身の回りのさまざまな現象に関心をもつことが大切です。また、理科的な知識を論理的に考えられるかどうかも問われます。ただ覚えるだけではなく、関連性を理解し、説明できるくらいに記憶しておいてほしいです。

中学では、好奇心を基に、さまざまな事象を探究していきます。その際には、「空はなぜ青いか」といった、当たり前とされることにも疑問をもつ姿勢が大切です。目の前で起こっていることを科学的に考え、ワクワクできるような学びを追求していきましょう。

なお、社会科と理科の入試は、同時に実施されます。取り組む順番に制約はないので、問題をざっと見て、解きやすそうなものから取り組むのもよいですね。過去問を使って、その辺りを練習しておくとよいかもしれません。

地理・歴史・公民の基礎・基本を

社会科は、4科選択型と得意選択2科型で選択できます。

地理、歴史、公民から、2:2:1の割合で出題し、いずれも基礎・基本がわかっていれば解ける問題です。

地理の問題として、グラフなどの資料を読み取るものもあります。歴史でも、過去の史料などを参照して考えるものもあります。いずれも暗記力を求めるものではなく、地域の特色と産業との関係性が理解できているか、歴史を大きな流れとして捉えられているか、また公民では、自分の周りや社会で起こっていることに興味や関心をもち、自分に何ができるかを考えられるかなどを測ります。そうしたカをもつ受験生に入学してほしいと思います。

時事問題に関する出題もあるので、新聞やネットニュースにも関心をもち、ご家庭で話題にしてみるのもいいでしょう。

中学では、世の中や世界への関心を広げていきます。本校は国際理解教育に力を入れており、海外に行く機会も多いので、社会科の学びはそこでも役立つはずです。

得意を入試に

英語は、得意選択2科型と英語1科型の入試で選択できます。得意選択2科型の入試では、小学校で学んだ英語の能力がきちんと身についているかを、リスニング、リーディング、ライティングの面で測ることをねらいとしており、入試では、ケンブリッジ英語検定に即した出題をしています。リスニングは、いろいろな種類の文章を何回か聴いて概要を把握して解答するものです。リーディングは、科学や数学に関するものなど、いろいろな種類の小間を読み取ります。ライティングは、文法の理解度を測るもので、空欄に当てはまる言葉を選ぶといった形式です。いずれも、小学校の英語をしっかり勉強していれば十分にクリアできるものなので、過去問に触れておくとよいでしょう。

英語1科型の入試は、幼少期から毎日英語を学んできたような、小学校の学びを超えた英語力を測るもので、英語を得意とする人には有利な入試です。

この入試で合格した受験生には、入学後、英語の学びを刺澈する存在となってくれることを期待しています。他言語を学ぶということは、その言語圏の文化や生活を知ることと同義です。英語を使って世界で活躍することを目標に、学び続けていきましょう。

小学生に紹介したい 品川翔英のおすすめのポイント!!

品川翔英中学校のおすすめポイントについて、中学1年生にお話を伺いました。
取材を行ったのは、入学から半年が経ち、ちょうど夏休みが終わった時期。

入学前はさまざまな希望や不安を抱えていた生徒たちですが、今ではそれぞれが新しい環境の中で、自分らしく充実した学校生活を送っています。

このページでは、そんな生徒たちの「生の声」をお届けします。
授業や部活動、友人関係、先生との関わりなど、リアルな言葉を通して、品川翔英での毎日を少しでも感じてください!

小学校と中学校、ここが違う

先生:Aさん、小学校と中学校で何が変わりましたか?

Aさん:先輩と関わる時間が増えました。

先生:確かに小学校はあまり先輩後輩とか関係ないですね。では、一番関わる先輩はどんな人?

Aさん:やはり、部活動(バレーボール部)の先輩です。ちょうど、この前新人戦があったところです。

先生:大会のとき、先輩は優しかった?

Aさん:全員優しいです!

先生:確かに縦のつながりの存在は大きく、小学校とは違うところだよね。では、友達は小学校までの友達、中学校からの友達、タイプは異なるかな?

Aさん:小学校のときは、好きなものが一緒であることが、友達になる条件でした。でも、中学になるとたとえ好きなものが違っても友達になれますね。

先生:Bさんはどうかな?

Bさん:私は、明るくて面白い子の方が多くなったという印象ですね。

先生:中学校に入って、友達も変わったし、部活動も変わったということですね。では、勉強はやはり難しくなったかな?

Aさん:覚えなければいけないものが、ずいぶん増えました。例えば、社会科の地名、歴史用語とかです。

先生:ほかに勉強面について何か変わったなって思うことある? 小学校の時もタブレットは使っていたと思うけど。

Bさん:タブレットはたまに使っていたけど、ノートを記録して撮るくらいだったかな。

先生:そうだったんだ。じゃあ入学して半年で使いこなせるようになったということなんだね。タブレットを活用するのだったら、ロイロノート(授業支援のアプリケーション)は授業で使っているかな? 私の教科、理科はよく使うけど、ほかにはどんな授業に使うかな?

Bさん:社会が多いです。授業の最初に、今日扱う課題について何らかの予想を立てるのですが、そのタイミングで使います。

先生:そうなんだ。では、好きな先生はいますか?

Bさん:社会の先生が面白いです(笑)。

先生: そうなの! てっきり、得意な科目である英語の先生かと思っていた。

Bん:英語は好きなんですが、社会も好き。私は、「英語は将来のためのもので、社会は今の自分のためのもの」と考えています。

先生:かっこいい! すごいフレーズですね!

Bさん: 最近、集中力がついてきたし、なんか勉強するのが楽しいと思えたきたところです。新しいことを知りたくなったし、覚えることも好きになった。

 

先生:体育の選択科目は、第一タームで水泳があって、第二タームはサッカーでした。どちらが楽しかった?

Aさん:水泳が楽しかった。

先生:Bさんは入学前から水泳がんばっていたんだよね。

Bさん:でも、この学校ではこれまで以上にいっぱい泳げています。25メートルプールがありますし。小学校のプールは屋外だったから雨の日は使えなかったけど、今は屋内だからいつでも使えるからいいなぁ。

先生:いつでも、それこそ雨の日も寒い日も、プールに入れる。部活動は週2回?

Bさん: いいえ、週4回です。

先生:どんな練習をするの?

Bさん:泳いで体力つけることが中心ですね。目標は今度の大会にあわせています。

先生:大会はいつですか?  

Bさん:9月の三連休でした。

先生: 楽しみですね。

Bさん:大会は初めてだから緊張するかも。そんなに速くは泳いだことはないし、周りと比べたこともないからどうなるか。でも、出られること自体、楽しみにしています。

先生: Aさんはバレー部ですね。

Aさん:平日週4日で、土曜日も練習しています。

バレーボール部に所属しているAさん

先生:どうしてバレー部に入ったのかな?

Aさん:アニメの「ハイキュー!!」の影響です(笑)。

先生:ああ、あれね。では、「ハイキュー!!」の世界に近づいているかな?

Aさん:シード権大会ではユニホームが着れなくて、悔しい思いをしました。でも、9月の新人戦は無事ユニホームを着れました!

先生:自分の中で、「これ、頑張ってるのになぁ」って思うことはありますか?

Aさん:バレーだとレシーブができる方かな。そこをもっと伸ばせていけば、大会に出られるかもしれない。

先生:Bさんが、部活を選んだきっかけは、先輩同士の仲がいいから、楽しいそうと聞きましたが。

Bさん:それもあります。

先生: 先ほどの話にも出てきたけど、プールの設備が学校選びのポイントだったみたいだね。

Bさん:あと、初めて部活に行ったときですが、先輩に優しく教えてもらえたり、先輩同士が仲良さそうなのも印象的だった。

品川翔英を選んだ理由は

海外サマーキャンプに参加したBさん

先生:Aさんは部活を頑張っているけど、別のところでの頑張りもありますね。そう、図書関係。中学校に入学するときの課題があって、Aさんはその課題として本のポップ(お店で見かける、商品を紹介する小さな掲示物)を作ってきたという課題。宇野碧著の『キッチン・セラピー』のポップを作ってくれたんですけど、ほかの人のポップとは違って、新聞みたいなデザインが印象的でした。そして、すごく熱意のこもった文章、イラストが盛り込まれていました。それが、1年生のポップ大賞に選ばれ、図書室で掲示されたんですよね。

Aさん:品川翔英では図書室のことを、「イノマグ(INNOMAG)」と呼んでいます。蔵書を書庫に保管して、司書が選んだ約1,000冊を本棚に並べる、他校にはないシステムです。この学校ならではの自慢です!

先生:ポップ大賞の副賞は、紀伊國屋書店新宿本店で行われた、本の選書ツアー(図書室の本を選定するツアー)だったんですね。お店の人にポップのことを含めて、いろいろとお話が聞けたと思います。ほかにも、大井町にある書店、有隣堂で、作ったポップをお店に置いてもらえました。有隣堂のポップはBさんが作られたのですね。

Bさん:はいそうです。たまに売り場をのぞいていたのですが、少しずつ本が減っていたようです。効果あったみたい。嬉しかった(笑)。

先生:初めて作ったのですがどうでしたか? 何が楽しかった?

Aさんデザインが自由で、工夫ができたところです。

先生:ところで、いくつか入試方式がありましたが、どれを選びましたか? 

Aさん:国語と算数の2科目入試で、1回目の日程でした。

Bさん:私は、英語1科目入試でした。英語資格の加点制度があったので、それを期待しました。準2級を持っています。

先生:では、品川翔英を選んだ理由はどうかな? 学校で気に入った施設はある?

Aさん 室内プールが気に入ったし、図書室「イノマグ」、そして、体育館が多いところもいいですね。体育館は2つあるほか、練習では講堂の一部も使えるのでいい環境です。