
自分の学び方を発見し、自ら学ぶ姿勢を育むために。 予見・遂行・省察という学習サイクルをつくることで、 生徒が自律的に学ぶ能力を身につけます。本校では、 あらゆる取り組みで自己調整学習の考え方を育みます。

予見 - 自己調整学習のためのフォーサイト手帳
自己調整学習の PDS サイクルを身につけられるように導入したのが「フォーサイト手帳」です。生徒たちはフォーサイ ト手帳をもとに、毎日、自らの計画を振り返り、計画・実行することで、学ぶ力を高めていきます。
予見 - Big/Small シラバス
「Big シラバス」=「年間計画(先生からの、こう成長してほし いというメッセージ)」で1年間の全体像を確認し、「Small シラバス」=「自分で創るシラバス(自分での計画)」に自分の目標や実行計画を記入し、実行することで、自己調整学習ができるようになります。
遂行 - 毎日の授業
生徒の興味・関心を引き出し、自分はできるという自己肯定感を高める授業を実施しています。講義型の授業のほかに、ペアワーク、グループ学習、プレゼンテーション、ロールプレイなどのアクティブラーニングも取り入れています。またコミュニケーション力や表現力などの非認知能力も伸ばします。さらに、「スタディサプリ」の導入とICT化により、効率的で個別最適な学びを実現しています。教員はガイド役として、生徒を知の世界へと導きます。
遂行 - 「スタディサプリ」の導入
「スタディサプリ」の到達度テスト、課題配信、動画での確認を通して、主体的かつ自律的に学びます。学習指導員やメンター、教科の教員は、生徒一人ひとりと対話をしながら、各自に合った学習をサポートします。
省察 - ルーブリックによる評価
自主性・意欲・関心などのいわゆる非認知能力を見える化したルーブリック評価を導入。このルーブリック評価表をもとに、自己理解と自己肯定感を高め、学びを愉しむ力を育みます。ルーブリック評価表を見ながら学ぶことで、生徒は自らの目標を定め、主体的に学ぶ力をつけていきます。
省察 - 確認テスト
定期テストを見直し、確認テストを2〜3週間おきに実施しています。学びを短期間で区切り、知識の定着を確認して、次のステップへ進みます。このため日々の計画が立てやすく、生活のリズムも整えやすくなります。またこれによりPDSサイクルを習慣化し、自己調整学習を習得することを狙いとしています。さらに学期に1回行う全国模試と内容を連動させることで、大学入試への準備ともなっています。
省察 - 学期に1回の全国模試
全国模試を受ける目的は次の2つです。長期的な視野に立った自己調整学習を身につけること、全国での自分の学力レベルを知り、早くから大学進学の意識付けを行うことです。進路IR部と連携したメンターが模試データをもとに、大学受験と自己調整学習を支援します。また日々の学習の成果を模試で生かすための工夫を促すために全国模試の結果を成績に取り入れています。