
TOPICS
トピックス
学びからの派生。行動する力を育む
NEW
貢献
― 志ら梅祭での募金を明晴学園へ寄付しました ―
今年の志ら梅祭のテーマは「品川翔英EXPO〜万博〜」。
本校では、各クラスが世界の国や地域をテーマに学びを深め、発表を行いました。
音楽選択の高校1年生のクラスが、音楽の都「オーストリア」を選び、オーストリアで活躍した音楽家ベートーベンについて学びました。学習を進める中で、耳が聞こえない中でも彼が創作を続けたことを知り、その生涯を15分の映像作品としてまとめました。
この学びを通して、「聴覚に関わる支援ができたら」という声が生徒の中から自然に生まれ、クラス全員で募金活動を行うことになりました。
2日間の志ら梅祭では多くの方々にご協力をいただき、合計21,986円の募金が集まりました。
10月21日(火)に学級統括部および会計担当の生徒が代表して、品川区にある聾学校「明晴学園」を訪問し、募金をお渡ししました。訪問前には「こんにちは」「よろしくお願いします」などの簡単な手話を練習し、気持ちを込めて伺いました。
当日は校長先生が校舎を案内してくださり、聴覚に配慮した施設の工夫やデフリンピックに関するお話など、貴重な学びの時間となりました。帰り道では手話の本を手に、生徒たちは早速覚えた言葉を交わしながら帰りました。
翌日の朝礼では、訪問の報告を手話を交えて発表し、クラス全体で活動の意義を共有しました。
明晴学園の校長先生からは「今後もぜひ交流を続けましょう」と温かいお言葉をいただき、生徒たちも「次はもっと手話を覚えてから行きたい」と話していました。
今回の経験を通して、思いやりの心や社会とつながる力の大切さを改めて実感しました。募金にご協力くださった皆さまに、心より感謝申し上げます。


