TOPICS
トピックス

光の技術に出会う一日 ― 中学1年生 ニコンミュージアム訪問

NEW

授業・学び

中学1年生は、12月10日および12日の二日間にわたり、学校に隣接するニコンミュージアムにて校外学習を実施しました。見学先であるニコンミュージアムでは、「ニコンの技術のシンボル」ともいえる合成石英ガラスインゴットをはじめ、半導体やエレクトロニクス、自動車などの産業分野、さらにはヘルス分野や学術分野に至るまで、幅広い分野の発展を支えてきた製品や最先端の技術が展示されています。

LTにおいて探究学習を進めている生徒たちは、世界的企業が築いてきたカメラの歴史や、現在も進化を続ける高度な光学技術を目の当たりにし、強い関心と高揚感を示していました。展示を前に、生徒たちは熱心に説明を読み込み、互いに感想を交わしながら学びを深める姿が印象的でした。

ニコンミュージアムは、高度な光利用技術と精密技術を基盤として、人々の暮らしを豊かにするとともに、産業の発展に寄与してきたニコンの100年を超える歩みを紹介する施設です。「伝統と革新」を体現する製品や技術、そしてそれらに込められた開発者の思いや理念に触れ、生徒たちは「すごい」「初めて知った」といった声を上げながら、興味深そうに展示を見学していました。

スマートフォンの普及により、誰もが手軽に写真を撮影できる現代社会においても、昨今のカメラブームも相まって、「いつか本格的なカメラを手にしてみたい」「次回は家族のカメラを持ってきたい」といった前向きな感想も聞かれ、ものづくりへの関心が高まっている様子がうかがえました。

今回の校外学習では、事前学習および事後学習とあわせて、一流企業の在り方や地域・西大井の街がもつ特色について理解を深める貴重な機会となりました。生徒たちは、身近な場所に世界へとつながる技術と歴史が存在していることを実感し、今後の探究活動や学びへの意欲を一層高めることができました。