TOPICS
トピックス
「問い」を見つける力を育むー日本科学未来館での校外学習ー
授業・学び
中学1年生は、1月16日、「日本科学未来館」において校外学習を実施しました。
本校では、週4時間設定されている「LEARNER’S Time」における探究学習を、校内に限らず多様な学習環境へと広げながら、学びを深化させています。
これまで生徒たちは、自身の興味・関心を起点として調査を行うことで、探究の基本的な手法を学んできました。例えば、図書館訪問を通して、個人の「好きなこと」と学問分野との関連性を見いだし、さらにその分野の先駆者を調べることにより、関心を出発点として、問いの設定から調査・考察へと展開していく方法を培ってきました。
「日本科学未来館」では、展示や体験型プログラムを通して、最先端の科学技術に触れることができます。今回の訪問においても、多様な展示の中から、生徒一人ひとりが「さらに知りたい」と感じる対象と出会うことを期待しました。
当日は、関心を持った事柄を写真に記録しながら、漠然とした興味や面白さを見つける様子が多く見られました。普段は見過ごしてしまいがちな事象についても、体験を通してその面白さを実感する生徒が少なくありませんでした。老化した自分の姿を撮影できる展示では、「なぜこのような表情になるのか」と説明文を読み、撮影した写真と照らし合わせながら考察する姿が印象的でした。
また、火星をテーマとしたトークプログラムに参加し、科学コミュニケーターの方に対して積極的に質問を行う生徒の姿も見られ、主体的に学びに向き合う姿勢がうかがえました。
今回の体験を通して、生徒たちは、知識を受動的に得るのではなく、自らの関心や違和感を起点として問いを立て、考察を深めていくことの重要性を実感した様子でした。
また、展示やトークプログラムにおける科学的知見に触れる中で、身近な現象と学術的な研究とのつながりを意識する生徒も見られました。これは、探究学習において求められる「個人的な興味を、社会的・学問的な問いへと発展させる力」の育成につながる重要な一歩であるといえます。
本校では、今回の校外学習で得た気づきや問いを、今後の探究学習に継続的に活かし、生徒一人ひとりが自ら課題を設定し、主体的に学びを深めていく力を育成していきます。