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高等学校説明会を実施しました

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9月12日(土)、雨の中、多くの受験生・保護者の皆様に高校説明会にお越しいただきました。定期考査を間近に控えた時期にもかかわらず、本校のために足を運んでくださったことに、心より感謝申し上げます。

この日も、説明会の前に教職員の打ち合わせを行いました。校長はまず、朝早くから雨の中で案内看板を立て、校舎の明かりをつけ、6時から会場の椅子を並べていた教職員の名前を挙げ、「そのお膳立ての上で、私たちは質の良い教育を提供していく。今日の説明会も、その一つです」と話しました。そして教職員に問いかけました。「45分の授業を1日4コマこなして5時20分に帰る教師集団なのか。苦しいけれど、この人についていけば明るい未来が開けるかもしれないと、生徒に期待を抱かせる教師集団なのか。今日、雨の中で学校に来てくれる生徒が誰なのか、そこに関心を持ってほしい」。

校長は打ち合わせをこう締めくくりました。「特待生を多く出して生徒募集をするのではない。皆さん一人一人と出会い、皆さん一人一人の授業を受けてもらうことで本校が発展するのだと、説明会で訴えたい。私が理念を話し、バトンを渡すから、入学してからは先生方が『よし、引き受けた』と受け取ってほしい」。

 

説明会で校長は、受験生の皆さんに「アンラーニング」をお願いしました。これまでの価値観を一度外して、2050年、皆さんが40歳になる頃の社会を見てほしい。首都圏の大学入試の現実、通信制高校の急増、そしてAIの進化によって仕事の姿が根本から変わっていく未来。その上で、本校が大切にしている三つの考え方を話しました。

一つ目は「理解の壁」の越え方です。真面目な人ほど、分からないところで立ち止まってしまう。しかし、6割、8割の理解で先に進み、また戻る。それを繰り返すうちに、点と点がつながる瞬間が来る。一度回り始めた弾み車は、小さな力で回り続ける。そうなれば、歯を磨くように自然に学べるようになる。「真面目に頑張りなさい、ではありません。まず進みなさい、ということです」。

二つ目は、自由と規律は対立しないということです。規律は生徒を縛るためのものではなく、将来自分と家族を守る基地を築くための足場です。ルールがあるからこそ競技を楽しめるのと同じように、高校生活の楽しみ方がある。そして卒業するときには、ロケットのランチャーが外れるように、皆さんがそれぞれ行きたいところへ飛んでいく。

三つ目は、人には八つの知能が眠っているということです。言語と論理数学だけの物差しで人の優劣を決める社会に、多くの人が縛られている。しかし、好きなことがあれば、その知能はもう回り始めている。そして八つの中で最も大切なのは、自分を振り返り、自分を理解する力です。「私たちは高い要求と厳しさ、そして受け入れる優しさの両方を持って、皆さんに接していきます」。校長は最後に、こう付け加えました。「この話は本校に来たからできることではありません。他の学校に進学されても同じことが起こります。自分を大切にしながら、幸せになってください」。

説明会後の生徒の振り返りでは、「受験生や保護者の方の質問に答えるのは緊張したが、うまくできて自信がついた」「こんなに長く笑顔でいたことはなかった」といった声がありました。今回、初めて登壇する生徒もおり、緊張しながらも自分の言葉で堂々と話した生徒もおりました。校長は、施設見学で真面目に役割を全うしていた生徒を紹介した上で、こう語りかけました。「人の評価は、10ある中の1つでも良いところを見てもらえれば上がる。しかし学校の評判は、すぐには上がらない。母校は変えられない。今日の経験を通して人と関わる力と責任感を身につけ、社会に出たときに信頼される人になってほしい。皆さんが誇れる人になることで、皆さんの母校も誇れる学校になっていく」。

教職員の振り返りで校長は、個別相談に応じる先生方の姿を見て「幸福感に包まれた」と話しました。「ないものねだりをするのではなく、最高の教育を提供するのだという気概を持って毎日やる。生徒に対しても同じで、まず自信を持たせ、喜びを感じて帰ってもらう。その関係ができて初めて、厳しい指導も届く」。そして「仲良く、楽しく、激しく」という言葉で、この日を締めくくりました。

雨の中お越しいただいた受験生・保護者の皆様、ありがとうございました。次回の説明会でも、生徒と教職員が皆様をお迎えします。ぜひ生徒の姿にもご注目ください。