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全校朝礼を実施―「守破離」から考える、自分らしい生き方―
学校⽣活
9月16日(水)、全校朝礼を実施しました。今回の朝礼では、校長から「守破離(しゅはり)」をテーマに、基本を身につけることの大切さ、そこから自分らしい表現を生み出していくことについて話がありました。
「守破離」とは、武道や茶道などの修業の過程を表す言葉です。「守」は型を守り、基本を身につけること。「破」は身につけた型を応用し、既存の考え方を超えていくこと。そして「離」は、型から離れ、自分自身の表現や世界をつくっていくことを意味します。
校長は、音楽を例に「守」の大切さを説明しました。たとえば「千本桜」のような曲も、最初から自由自在に演奏できるわけではありません。練習を重ね、基本的な技術や型を身につけることで、初めて自由な表現へ進むことができます。まずは基礎を学び、真似ること。それが「守」の段階です。
一方、「破」では、身につけた型を土台に、新しい工夫を加えていきます。和楽器と洋楽器を組み合わせたり、異なる文化や表現を掛け合わせたりすることで、新たな魅力が生まれます。「自分ならこう表現したい」と考えることが、「破」への一歩です。
そして、その先にあるのが「離」です。「離」とは、単に人と違うことではなく、型から自由になり、自分自身の世界をつくり出していくこと。そして、自分一人にとどまらず、仲間を巻き込みながら新しいものを生み出していくことでもあります。
校長は、自分から声をかけ、周囲を巻き込み、一緒に何かをつくっていく力は、これから社会の中で生きていくうえでも大切だ」と言いました。
また、「目立つことだけが表現ではない」という話もありました。ステージで活躍する人だけでなく、準備や裏方として支える人もいます。それぞれが自分の役割を果たすことで、一つのものが完成します。
だからこそ、自分がどのような立場であっても、自分なりのエネルギーを発揮し、周りの人を巻き込み、そして周りから応援される人になってほしい。そんな願いが、生徒たちに伝えられました。
「守」をなくしてしまえば、「破」にも「離」にもたどり着くことはできません。基本を身につけ、そこから応用し、挑戦し、やがて自分自身の表現や創造へと進んでいく。「守破離」は、技術だけでなく、自分らしい生き方を考えるうえでも大切な考え方です。
校長からは、「みんなに、自分の好きな人生を歩んでほしい。私自身も「校長」という型に収まっているわけではなく、生徒の皆さんが将来やりたいことを実現できるよう、型にはまらず、自分自身のエネルギーを存分に使っていきたいという話もありました。それもまた、「守破離」における「離」の一つの姿なのだというメッセージです。
最後に伝えられたのは、「今の『守』の時間を大切に生きてほしい」という言葉です。今は、基礎を学び、練習し、失敗しながら力を蓄える時期かもしれません。その積み重ねが、やがて自分らしい表現や新しい挑戦につながっていきます。
今回の全校朝礼が、生徒一人ひとりにとって、今の自分が大切にすべき「型」と、その先につくりたい自分の世界を考えるきっかけになればと思います。
「守」から「破」へ、そして「離」へ。それぞれの場所で学び、挑戦し、自分自身の人生を自分らしく表現していく。そんな生徒たちの成長を、これからも応援していきます。