
TOPICS
トピックス
中学1年生「高尾の森わくわくビレッジ」にて校外学習を行いました。
授業・学び

5月26日、曇天の中、集合時間に合わせて続々とJR高尾駅に生徒たちが到着してきました。「楽しみだね!」「なんだかドキドキするなー」といった会話があちこちから聞こえ、生徒たちは初めての校外学習に緊張と高揚を隠しきれない様子でした。
今回の校外学習の最大の目的は「仲間づくり」。
中学入試、入学式、オリエンテーション、授業、体育祭など、これまで“初めて”の連続だった約2か月間を走り抜けてきた生徒たち。振り返ると、あっという間だった日々の中で、「品川翔英中学校6期生」が学年としての絆をさらに深める時間となるよう、本校では一つひとつの行動に意味や目的を持たせています。
そのひとつが、今回の「現地集合」。自分で乗り換え時間を調べ、時間通りに集合するという課題に取り組むことで、「自立」と「責任感」を育むことを目的としました。普段の登校とは異なり、公共交通機関を利用して自らの判断で行動する経験は、生徒にとって大きな成長の機会となりました。
現地「高尾の森わくわくビレッジ」では、「ファシリテーター」と呼ばれるスタッフの方々のサポートのもと、仲間と協力してさまざまなアクティビティに挑戦しました。グループで意見を出し合い、知恵を絞りながら課題に取り組む中で、コミュニケーションの大切さやリーダーシップの在り方を自然と学んでいきました。
アクティビティでは、ロープを使って島から島へと移動する「ニトロクロッシング」に挑戦しました。
バランスを崩すと落ちてしまうスリリングな場面もありましたが、生徒たちは声をかけ合い、力を合わせて一歩一歩前に進みました。また、20人で同時に乗る大型シーソーでは、全体のバランスを保つために、お互いの動きを見ながら協力する姿が印象的でした。


生徒たちは、クラスメイトと積極的に関わり合いながら、あちこちで協力する姿を見せてくれました。厳しい冬を越え、春の訪れとともに学べる喜びを全身で表現しているようでした。
「根確かなれば花必ず開く」。今はまだ小さな一歩かもしれませんが、これから6年間を共に歩んでいく「仲間」へと、生徒たちは少しずつ確かな歩みを進めています。
それぞれのペースで、一人ひとりが前に踏み出したことを実感できる、あたたかな一日となりました。

