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INNOMAG(図書室)の日常
学校⽣活

生徒たちが確認テストを受けている時間のINNOMAGを覗いてみました。司書が明るい雰囲気で話し合いをしています。内容に耳を傾けてみると「私は世界を担当します」「私はSTEAMと人間」「テーブルはどうしようか?」という会話が聞こえてきます。なんのことだろう?と図書室を見回してみると、来月の展示コーナーを誰が担当して選書をするかを決めているようです。本屋みたいな見せる展示方法をとっているINNOMAGでは、どの本を並べるかはとても大切なことです。内容が偏らないようにテーマを決め担当者を変えながら選書できるのは、キャラの違う司書三人がいる強みです。今回のミーティングでは「夏休みの貸出アップ大作戦」についても話し合われたそうです。こうしたミーティングを毎月末に行って、血を巡らせ生きた学びの空間づくりをしています。
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さて、しばらくすると確認テストを終えたINNOMAGの常連生徒(6年生)が図書室に顔を出しました。テーブルコーナーの本を手にとって会話を始めます。さっきのミーティングを見ていた私としては、司書の仕掛け(展示)に乗ってきたなぁと思いながら、その様子を見守ります。するとそこに司書が参加して、本の内容を深堀りしていきます。そして話題は本の内容から進路へと広がっていきます。「国語だけなら東大の問題も解けると思う」「過去問といた事あるの?」「ないけど…」「過去問くらい解いてから言いなよ」と生徒同士で漫談のように始まると、司書から「進路はどんな分野に興味があるの?」と聞かれ、「いろいろなことに興味がありすぎてしぼれないんです」と、「好きなことだけやっていたら稼げないって言われてるみたいだし…」「投資とかもしてみたいから経済学部も視野に入れています」と進路相談に変わっていきます。

そこに一人の生徒が入ってきて、テーブルの上にあるノートに記入し始めます。このノートは、読んだ本の紹介や感想など誰でもコメントを書き込めるものです。ノートを通じた本好きたちのコミュニケーションも興味深いですよね。
これが本校の「学び続けるLEARNER」を支えるINNOMAGです。