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「一流の指導者から学ぶ」 ~教員研修のご報告~

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この夏、甲子園で全国優勝を果たした沖縄尚学野球部。その快挙の裏にあったのは、比嘉公也監督の「野球以上に日常を大切にする」指導哲学でした。監督が見ているのはグラウンド上の選手だけではなく、彼らの日々の生活そのもの。生徒との対話を重ね、ノートを通じて生活を知り、「高校野球の選手」である前に「高校生」として育てる姿勢が、YouTubeなどでも語られています。

本校ではこの比嘉監督の取り組みに着目し、校長が自らの指導経験と学校の現状を照らし合わせながら、全教員を対象に「生徒を育てる指導」についての研修を行いました。これは部活動を強化するための研修ではありません。目的は、生徒の日常に関わる教員の姿勢を見つめ直すこと。私学として、教員間の小さな認識のズレを修正し、「品川翔英ならでは」の共通理解を築くための時間となりました。

 

研修では、インプットだけでなくアウトプットも重視され、校長から「考えたことを2行で書いてください」との問いかけがありました。つい真面目に書きすぎてしまう教員に、「ほら、こういうことだよ」と校長が声をかける場面も。短い言葉の中に本質を見出す、気づきの多い学びの時間となりました。

この研修を通じて、教員一人ひとりが「生徒を育てる」ことの意味を改めて考え、日常の中での関わり方を見直すきっかけとなりました。今後も本校では、教育の本質に立ち返る研修を重ねながら、生徒一人ひとりの成長を支える学校づくりを進めてまいります。