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シリーズ企画 FIRE – Future Inspired Reflective Encounters –
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授業・学び
第4回 文化功労者・小長谷有紀先生と考える「AI時代の学び方」
シリーズ企画「 FIRE」第4回トークセッションが、2025年10月28日(火)にINNOMAGにて開催されました。
登壇された 小長谷有紀先生(国立民族学博物館名誉教授)は、今年10月に文化功労者に選ばれました。
小長谷先生は、モンゴル地域の暮らしや精神文化の研究を通して、文化人類学に大きな成果を残されてきました。今回のセッションでは、「AI時代に必要な発想法」 をテーマにお話しいただきました。
先生は、AIが大量のデータから法則を導き出す 「帰納(Induction)」 を得意とする一方で、人間が価値を生み出すためには、既存の枠にとらわれず新しい問いを生み出す 「アブダクション(Abduction)」 の発想が重要であると指摘されました。
つまり、AI時代に求められるのは、“まだ誰も考えていないことを考える力” です。
では、中高生の今、何ができるのでしょうか。先生曰く、
「好きなことだけでなく、苦手だと思うことにも目を向けてみてください。
その理由を考えることが、自分の軸をつくります。
まだ“なりたいもの”が決まっていない人こそ、可能性があります。」
生徒たちは、「自分は何を学びたいのか」「どのように未来をつくるのか」という問いに向き合う、貴重な時間を過ごしました。
次回第5回FIREも生徒・保護者のご参加をお待ちしております。