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第12回FIRE ゲームは、遊びで終わらない ―「好き」の先にある学問と仕事―
学び・授業
第12回FIREでは、東京大学大学院教授の吉田寛先生をお招きし、「ゲーム学」という新しい学問領域を通して、私たちの身近にあるゲームの奥深さについてお話をうかがいました。
ゲームというと、単なる遊びや娯楽として捉えられることも少なくありません。しかし、そこにはデザイン、物語、心理、人間理解、社会との関わりなど、さまざまな学びの入口があります。今回のFIREは、生徒たちが自分の「好き」を見つめ直し、その先にある学問や仕事の可能性を考える機会となりました。
当日は30名を超える生徒・保護者が参加。吉田先生は、昭和から令和にかけてのゲームの進化を、実際の映像や画像を交えながら紹介されました。講演は対談形式で進み、ゲームを切り口に、学問、仕事、感性、そして人間の行動や思考へと話題が広がっていきます。
特に印象的だったのは、「おもつらい」という言葉です。
面白いけれど、つらい。
好きだからこそ、悩む。
好きだからこそ、もっと深く知りたくなる。
吉田先生のお話から、生徒たちは「好きなことを仕事にする」とは、楽しいことだけを選ぶことではなく、時には苦しさも引き受けながら、自分の力を磨き続けることなのだと感じ取ったようです。
質疑応答では、生徒たちから多くの質問が寄せられ、講演後も吉田先生のもとへ質問に向かう姿が見られました。関心の高さが伝わる場面です。
参加した生徒からは、
「ゲームはただ遊ぶだけのものではないと知った」
「ゲームを通じて人間について学ぶことができると感じた」
「自分の『好き』を仕事にするための手がかりを得られた」
といった感想が寄せられています。
また、保護者の方からも、
「ゲームに対する見方が変わった」
「子どもが熱中している世界を一緒に知ることの大切さを感じた」
「ゲーム業界には多様な仕事があり、子どもの得意を活かせる可能性を感じた」
という声をいただきました。
子どもたちの「好き」は、時に大人の理解を超えて広がっていきます。だからこそ、学校はそれを一方的に否定するのではなく、その奥にある学びの可能性を見つめていきたいと考えています。
身近な「好き」の先に、学問があり、仕事があり、社会とつながる道がある。
今回のFIREは、そのことを生徒たちが実感する時間となりました。
今後も、生徒たちの好奇心に火をつけ、自分の未来を考えるきっかけとなる学びをつくってまいります。