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教職員研修会を実施しました
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夏休み明けの授業再開を8月24日に控えた8月21日(金)、小学校・中学校・高等学校・事務の教職員が講堂に集まり、夏季教職員研修会を実施しました。
夏休み明けからは、行事や進路選択、そして大学入試へと、生徒一人ひとりが大きく動き出す時期です。だからこそ授業が再開する前に、全教職員が一堂に会し、生徒の学習の現在地と、指導の考え方をそろえておく。それが今回の研修の目的でした。
第一部 Feelnoteを活用した振り返り
第一部では、生徒の非認知能力を可視化するアプリ「Feelnote」の研修を行いました。日々の振り返りを積み重ねる中で、生徒が自分の考えを書き残せるようになること自体が、非認知能力が育っている何よりの証拠になります。蓄積された記録はAIによって分析され、一人ひとりに向けたフィードバックシート(ポートフォリオ)として、生徒自身の成長と将来の可能性を映し出します。大学の総合型選抜で活用する道も開かれています。研修では、既存のツールとの違いや具体的な活用場面を確認しました。
第二部 校長講話
第二部は、校長の講話から始まりました。
主題は、教員に求められる専門性と責任です。校長は医療現場になぞらえながら、「熱意」や「善意」だけでは職責は果たせない。大切なのは、生徒の状況を客観的な事実として捉え、記録し、解釈し、手立てを講じて実行すること。そして、自分の手に負えないと感じたときに、抱え込まず周囲に開くことです。「相談は敗北ではなく安全装置である」「一本の柱ではなく、みんなで支えるアーチであれ」という言葉が、会場に響きました。
授業づくりについても、具体的な設計思想が示されました。指導案は活動の羅列ではなく、「教材観(なぜこの教材を扱うのか)」と「生徒観(目の前の生徒はいまどこにいるのか)」を掛け合わせて「指導観(どのような手立てを講じるのか)」を導く、一本のストーリーであるべきだという考え方です。国語・社会・数学・理科それぞれの事例をもとに、「浅い指導」と「深い指導」の違いを全員で確認しました。教員は作業者ではなく「学びの設計者」である——研修の芯となる言葉です。
到達度テストの分析
続いて、7月に実施した到達度テストの分析報告会を行いました。英語・国語・数学の各主任が、結果から読み取れる生徒の学習状況と課題、そして夏休み明けからの手立てを、データにもとづいて報告しました。感覚ではなく数字で生徒の現在地を捉える——校長の講話で示された「生徒観」を、教科の実践として具体化する時間となりました。
5年後の見取り図を描く
最後は、校長の話を受けて、ワールドカフェ方式のワークショップを実施しました。テーマは「5年後の見取り図を描く」。1テーブル4人で、7つの問いに順番に答えていきました。
途中で三度、席をかわり、校種も教科も年齢も異なる同僚と組み替わりながら、それぞれの原点と、思い描く未来を語り合いました。ひとりで考えた未来は一本道ですが、語り合えば道は何本にも増えていきます。
90分の対話は、20枚の模造紙と、それぞれの具体的な一歩として残りました。
終わりに
研修の締めくくりに、参加した教職員全員で集合写真を撮影しました。
生徒に「学び続けてほしい」と願う私たちが、まず学び続けるLEARNERであること。夏休みの終わりのこの一日は、そのための時間でした。8月24日生徒に会えることを楽しみに、教職員一同、力を合わせて生徒の毎日を支えてまいります。