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挑戦者たち

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本日、高校3年生の男子生徒3名が、突然、校長室を訪ねました。
以前、全校集会で校長が、
「自分の良さが分からない人は、私のところに来なさい。個の良さを私が見つけてやる」
と話したことを覚えており、それをきっかけに来室したとのことでした。
校長が、
「全校集会の話を聞いてくれていたんだね。ありがとう」
と声をかけると、生徒たちは少し照れながら、こう答えました。
「はい。でも、それは建前で、本当は校長先生からいろいろな話を聞きたいと思いまして・・・」
「それで、何を話せばいいの?」
と校長が尋ねると、生徒の一人が、以前の全校集会で聞いたという話を持ち出しました。
「どこかの学校の屋上にある保健室で、骸骨と一緒に寝たという話を聞きたいです」
校長は笑いながら、
「ああ、あれかあ~、かなり近いけど、だいぶ違うなあ。英国のアスコットにある聖ジョージ・スクールで、ウィンストン・チャーチル英国首相も在籍したことがある学校だが、校舎の屋根裏部屋にあった保健室で1か月くらい生活したことがあり、そこの骸骨模型の横で毎晩怯えながら寝ていた、という話だね」
と、当時について説明しました。
その後も話題は広がり、中学校までの生活の仕方を校長が各人に尋ねたり、大学卒業後社会へ出たとき、中学時代の同級生たちと再び出会い、それぞれの立場で社会の荒波の中で切磋琢磨するために、今からどのような心構えや準備をしておくべきかなど、さまざまな話が交わされました。
そして最後に、生徒たちは来室のもう一つの目的を明かしました。
「今日は、志望校を宣言しに来ました」
3人はそれぞれ自分の志望校を力強く口にし、その挑戦を聞いた校長は、
「おお、いいなあ。国内最高峰だな。行け、ゴーだ!」
と、背中を押しました。

品川翔英は、現在の校名・体制となってから、まだ歴史の浅い学校です。伝統校には、後輩たちが憧れ、目標とする卒業生や先輩が数多くいます。しかし、どの伝統校にも必ず草創期があり、その時代に自ら道を切り拓いた先人たちがいます。
校長は3人に、次のような期待を伝えました。
「君たちが、品川翔英の新しい道を切り拓く存在になってほしい。フロンティア精神を持って突き進み、後輩たちが憧れるような先輩になってほしい」
3人は、受験勉強で使用している参考書を取り出し、「受験当日にもっていくから」と校長にサインを依頼し、最後に校長と固く握手を交わし、晴れやかな表情で校長室を後にして、授業へ向かいました。

生徒たちが退室した後、校長は嬉しそうに語りました。
「こういう生徒たちが、ようやく出てきましたね。今日の昼前にも、高校3年生の女子生徒から『校長先生、一緒にお昼を食べましょう』と声をかけてもらいましたが、いつも話している『誇りの持てる母校を築こう』という思いが、少しずつ生徒たちの中に育ってきていることを感じます。今日は本当に嬉しい一日です」
自らの目標を言葉にし、新しい歴史を切り拓こうとする挑戦者たち。
品川翔英では、こうした一人ひとりの存在を大切にしながら、生徒と教職員がともに「誇りの持てる母校」を築いていきます。